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映像ブランディング入門|世界観設計から活用まで

映像ブランディング入門|世界観設計から活用まで

「うちの会社、印象が薄いと言われる」
「商品は良いのに、ブランドが伝わっていない」

そんな悩みは、決して珍しくありません。

いま必要なのは、広告の量ではありません。
“記憶に残る体験”を作ることです。
映像はその最短ルートです。

本記事では、映像を使ってブランドの世界観を設計し、積み上げる方法を解説します。

  • 何から始めるか
  • よくある失敗と回避策
  • 実例に学ぶ成果の出し方
  • 大阪で頼れる支援メニュー

をプロ視点でまとめます。

読むほどに、ブランドの“核”が言語化されます。
映像が資産として機能する道筋も見えます。

広報・マーケ・採用・経営層の方に読んでほしい内容です。
「覚えてもらえる企業」になる一歩を、今日から踏み出しましょう。

【このような方におすすめ】

  • 大阪で企業ブランディングを強化したい方
  • SNSやWebで印象が残らないと感じている方
  • 会社紹介映像を資産化したい経営者・担当者
  • 採用・営業でも同じ世界観を使い回したい方

1. なぜ今「映像ブランディング」が注目されるのか?

デジタル広告は飽和しています。
“見て終わり”が増えるほど、差は記憶に生まれます。

人は、文字よりも映像で感情が動きます。
表情、声、空気感。
世界観は映像だと数秒で伝わります。

SNSと相性が良いのも利点です。
短尺でも世界観の断片を届けられます。
繰り返しにより、連想記憶が積み上がります。

こうして人々の中に刷り込まれたイメージが、その時その時で想起されます。
わかりやすい例だと「コーラを飲みたい」時に99%の人はコカコーラかペプシコーラを思い浮かべると思います。
かなり顕著な例ですが、パッと出てくるイメージはその2社のコーラだと思います。

ここまで強いブランドは一朝一夕では作れませんが、それでも「◯◯といえば◯◯」というポジション取りはどの業界でも目指していく最終地点となってきます。

2. 映像でブランド力を積み上げる準備とステップ

✅ STEP1|ブランドの核を言語化する

・使命(何のために存在するか)
・価値(誰にどんな価値を出すか)
・口調(語り口・温度・テンポ)
・ビジュアル(色・質感・構図)

言語化シートを一枚にまとめましょう。
映像のブリーフがぶれません。

✅ STEP2|“印象ワード”を決める

「誠実」「先進」「温かい」など。
3語以内に絞ると、演出が定まります。
テロップやBGMも選びやすくなります。

✅ STEP3|構成テンプレを作る

世界観は構成の繰り返しで覚えられます。
例)

フック(5秒)
価値の宣言
体験シーン
社員・顧客の声
クロージング(CTA)

この型でシリーズ展開が可能です。

✅ STEP4|尺と媒体を決める

120秒:ブランドムービー
60秒:LP・展示会
15〜30秒:SNS短尺
無音対応:字幕前提

媒体に合わせて複数尺を設計します。

✅ STEP5|運用の前提を作る

・毎月1本の短尺を更新
・四半期で1本のコア映像
・展示会のたびに差し替え版
・CTAのABテスト

作る前に運用表を用意します。

3. よくある3つの失敗

❌ 失敗1|映像は綺麗だが、中身が空っぽ

理念とユーザー価値が曖昧です。
誰に何を届けるかが抜けています。

抜け道:STEP1の言語化に戻る。
ユーザーの課題文を実際の言葉で入れます。
理念は解決の約束として語ります。

❌ 失敗2|一本作って満足。運用が止まる

世界観は累積で記憶に残ります。
単発では印象は定着しません。

抜け道:120秒→30秒→15秒の切り出し計画を事前に用意。
同じカットでテロップ違いを量産します。

❌ 失敗3|部署ごとに世界観がバラバラ

採用、営業、SNS。
言葉と画のトーンが揃いません。

4. 内製×外注のハイブリッドが最も効く理由

完全外注は高コスト。
完全内製はクオリティの谷があります。

ハイブリッドで欠点を埋めます。

コア映像:外注で世界観を確立

短尺展開:内製でスピード運用

四半期レビュー:外部監修で品質維持

工程外注内製
世界観の確立
日次運用
品質管理


また、ブランドはブランド設計側のタスクだけではありません。
社員1人1人の協力あって初めてブランドが構築されていきます。
内製化することによって、社員にブランド作りを共にしている実感を持たせることは非常に大切です。

5. 実例紹介:大阪発のブランディング映像ケース

実在企業に配慮し、要点に加工を加えています。

▶ 事例A|製造業

課題:価格で比較されやすい。
施策:職人の手元と音に焦点。
構成:音先行→手元→理念→顧客の声。
成果:展示会での立ち止まりが増加。
営業の初動ヒアリングが短時間で濃くなりました。

▶ 事例B|ITサービス

課題:無形価値が伝わらない。
施策:ユーザーの“前後”をドラマ化。
構成:課題→体験→変化→CTA。
成果:LP滞在1.7倍。
問い合わせの意図の質が向上しました。

▶ 事例C|採用ブランディング

課題:会社の温度感が伝わらない。
施策:1日の動線と会話の間を重視。
構成:朝の表情→小さな成功→価値観。
成果:辞退率低下。
入社後のカルチャーフィットが向上しました。

6. メリットとデメリットの整理

✅ メリット
・数秒で世界観が伝わる
・営業・採用・SNSに横展開可能
・連想記憶が積み上がる
・社内の誇りと共通言語が生まれる

⚠ デメリット
・初期コストがかかる
・言語化が不十分だと失敗しやすい
・運用を止めると効果が薄れる

↪ リスクの最小化
・最初に核の言語化を固める
・複数尺で一括撮影
・月1短尺の更新を習慣化

7. 大阪の映像制作会社が提供できる支援メニュー

大阪の地の利は対面で熱量を合わせられる点です。
私たち(合同会社キッカケ)では、以下の支援が可能です。

・ブランドの核の言語化ワーク
・世界観設計+構成・台本作成
・コア映像(120秒)の制作
・短尺シリーズ(15〜30秒)量産設計
・配信・活用の月次レビュー
・内製化トレーニング(撮影・編集・運用)

目的は“映像を作ること”ではありません。
覚えてもらい、選ばれる状態を作ることです。

8. まとめ:映像は“作る前”と“使った後”が9割

ブランドは偶然では積み上がりません。
意図の連続で記憶になります。

作る前の言語化と世界観設計。
作った後の切り出しと更新。
同じ口調での繰り返し。

この三点で、”印象”は作れます。
映像は、それを最短距離で実現する道具です。

「自社の世界観が言語化できていない」
「一本目の型を一緒に作ってほしい」
そんな方は、まず無料ヒアリングへ。

まずはお気軽に右上のご相談からどうぞ!

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